最近、いつ涙を流しましたか?
こんにちは、Kiyukaです。
さて、大人になったら人前では滅多に泣きません。
泣く、というより感情の爆発とともに条件反射で涙が出ることはある。
どうにもならなくて「キーっ!」となって怒りで涙が出たとか、
思うようにならない現実に腹が立ったり途方にくれたりして、反応として涙がでることはままあります。
そういう涙は一旦脇に置いておいて。。。。
大人になると、心の琴線に触れたことで涙を流すことがあります。
子供の頃は泣く理由は単純なので、この手の涙が流れるのは感情の形成が大人になった証。
つまり、大人になると状況を捉えて涙を流すようになるのです。
きれいな夕日を見て心が洗われるような気持のいい思いになる時もあれば、
自分の置かれた状態で、美しい夕日に涙が流れることがあるわけですね。
大人の涙は複雑です。
ただ、子供は泣くことで感情とのバランスを取っていると聞きますが、
ここは大人も同じだなと思います。
泣かないと、心が壊れていきます。
現代の大人は、意識して涙を流す必要があると思います。
先に書いたように、夕日を見て涙を流せるのはいいことです。
でも、そんな機会がなかなか訪れない時期があります。
最近感情が詰まってきて、「なんか涙がドバっと流れるようなことがあるとスッキリしそうなのに。」と漠然と思っていました。
そんな時、たまたま本屋さんで見かけた本の帯に、
「何度読んでも泣ける」と書いている漫画がありました。
タイトルも、「泣きたい夜の甘味処」。
その時、なんの躊躇もなく手に取ってレジに並んでいました。
帯は裏切りませんでした。
漫画に号泣して、泣きはらして目は真っ赤。
鼻をかんでも涙が止まりませんでした。
漫画を読んで号泣するなんて思わなかったです。
今のわたしの心の状態に、心の琴線に触れる漫画だったんですね。
その日は状況は何一つ変わらないのに、なぜか肩の荷が降りたような気持になって、
夜はよく眠れました。
涙。
忙しすぎたり、心があまりにも疲弊してしまうと、泣くことすら忘れてしまう。。。。
心が枯れる前に、大人は潤滑油として涙を忘れてはいけないなと、漫画に感謝する夜なのでした。