レモンの旬は冬だった
こんにちは、Kiyukaです。
朝と夜の空気に、ほんの少し秋の気配を感じる季節になりました。
わたしは夏から秋にかけて、少しずつ季節が熟していくこの時期からが、昔からとても好きです。
季節は深まっていく時期の方が、昔から落ち着くんですよね。
寒い時期から暖かくなると、気持ちも体もソワソワしてきて新しいことを始めてみたくなる。
初夏から真夏へ移る時期は、心も体も躍動してきて家にいるのがもったいないような気がして、外出していることが多い気がするんです。
活動的になるイベントも多いですからね。
真夏になると太陽がギラギラで体が焦げそうで、ぐったりするような日が続く。
だから秋の気配を感じ取ると、静けさが戻ってきたような、なんだかホッとするんです。
わたしだけなのかなあ。
さて、この夏の一番の発見だったのは、レモンの旬の時期を知ったことです。
と言っても、国産レモンの旬の時期ですね。
レモンって、夏のイメージが強いじゃないですか。
実際、夏の方がお料理や飲み物でも見かけるような気がするんですよ。
あの爽やかな黄色が夏にぴったりで、ずーーーっとレモンと言えば夏だと思っていました。
だけど、国産レモンの旬って、冬なんですね。
恥ずかしながら、ずいぶん大人になって知ることになりました。
7月ぐらいだったでしょうか。
いつものようにスーパーのレモンのコーナーをのぞくと、
わたしのお気に入りの広島県産のレモンの棚が空だったんですね。
その下のチリ産のレモンは山積みになっているのに、なぜか広島県産のレモンだけがない。
それで、ああそうかぁ。
いよいよレモンの季節が到来したから、人気でなくなってしまったんだと納得して、
次の日、デパ地下なら少しお高めだからあるかも、なんて期待して買いに行ったんです。
そうしたらあるにはあったんですが、少しどころかものすごく高くて、
確か1個500円ぐらいだったんですけど、そのわりにサイズはだいぶ小ぶりでした。
ん?天候はそんなに悪くないのに、もしかしたら何か不作の原因があって収穫量が少ないのかなあ、と。
思い込みって凄いですよね。
なぜそんなにレモンが必要なんだと思われたかもしれません。
実は私、毎日レモン水を常飲しているんです。
朝起き抜けに、80℃ぐらいの温度のお湯に、輪切りにしたレモンを軽く絞るんです。
レモンはそのままマグカップに浮かべて、ベランダで外の様子を見ながらゆっくり飲みんです。
これ、なんか朝の光景としても爽やかじゃないですか?(笑)
生水や白湯を飲むより飲みやすいこともあって、1年中飲んでますね。
仕事に行くときはキントーの透明の水筒にレモン水を作って持っていきます。
見た目も爽やかだから、ふと目が行くとちょっとうれしい気がします。
それでレモンをどうしたかと言うと、デパ地下で買うのはあきらめて、
結局最初のいつも行くスーパーで、防カビ剤を使用していない、と書かれたチリ産のレモンを買いました。
そこで、考えました。
この先レモンの旬が来る数か月の間どうしようかと。
わたし、できるだけフードマイレージを減らしたいという思いがありまして。
フードマイレージについて、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、グーグル先生に聞いてみてください。
でも、ものすごく厳格にやっているわけじゃないですよ。
日本はもともと輸入に頼っている国ですから、外国のものでないと手に入らないものもたくさんありますし、国産のものしか買わない!とか、そんな極端をやっているわけじゃないんです。
でも、日本での食べ物の旬が終わると、外国産のものが出てくるっていう食べ物あるじゃないですか。
例えばかぼちゃ。
かぼちゃってこれまた今が旬ですけど、春とか夏はスーパーでは外国産のものしかみかけなくなります。
オクラもそうね。
今まだ旬だから国産のものを見かけるけど、それ以外はほぼ外国産。
だから、旬じゃない時期は外国から輸入して、1年中スーパーに同じラインナップが並んでたりするんですよね。
で、わたしは基本的に国産のものが店頭から消えると、その食材は買わなくなります。
冬にナスやトマトを食べる必要はないし、体もそんなに欲さないです。
ひとつの旬が終われば次の旬が来ますから、旬を追いかけていれば1年中おいしいものを食べられるわけです。
でもトマトみたいなハウスものとか、水耕栽培とかに反対というわけではないです。
そこはいまや農業にはいろんな方法と選択肢があるわけですから、安易に良し悪しで語れるようなことではないと思います。
レモンに話を戻すと、レモンが一番似合う季節だと勘違いしていた夏は、
外国産のレモンが店頭に並んでいたわけです。
これは知った時は本当にショックというか、悲しかったですね。
国産のレモン、売ってないことはないんですよ。
あるんですけど皮が緑色で、レモンって書いてなかったら完全にカボス。
実際味もねぇ、ちょっとカボスっぽいんですよ。
ちょっと青臭いような感じがして、旬じゃないからですよね。
レモンとは程遠いような味わいなんです。
チリでは旬のチリ産レモンか、旬ではないカボスレモンか、
わたしの心はフードマイレージを中心に揺れに揺れまして、結果、
レモンに関しては、チリ産のレモンを買って、1年中レモンを楽しもうと思いました。
今回レモンの防カビ剤について、ちょっと調べてみました。
レモンって、よく防カビ剤で皮が危ないって聞きますよね。
調べたことを全部話すと、全然違う論点になりそうなので詳しいことは全部省きますが、
まずは国産だから安心、外国産は危ないという思い込みが、新しい情報をシャットアウトしている節があるな、と思いました。
気になる方は、ぜひ調べてみるとおもしろいと思いますよ。
とにかく、今年の夏はレモンを使った料理もたくさんしましたね。
家政婦の志麻さんのホットケーキミックスを使ったレモンケーキや、
サラダチキンのレモン風味など。
とってもお気に入りで、チリ産のレモンありがとう、という感じです。
それでは、この辺で。
今日も心地いい1日を。